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伊集院静氏の訃報 [東山紀之]

11月24日、作家の伊集院静氏がご逝去されました。心よりお悔やみ申し上げます。

若い頃に読んだ「白秋」と言う作品の著者が伊集院静さんで、初めてその存在を知りました。
この「白秋」は主人公が東山さんが演じたらさぞ素敵だろうなあと思わせるような作品で、東山さんを思い描きながら何度も読んだ思い出があります。確か東山さんがこの「白秋」で岩下志麻さんと映画で共演するような話も出ていたとかで、その企画は頓挫したようですが、忘れられない作品です。

その後、伊集院静さん著作の「ツキコの月」を森光子さんとの共演で帝国劇場で公演されて、3回ぐらい帝国劇場に足を運んだことがありました。

そして何より伊集院さんに感謝したいなと思う事があります。今年になって、ジャニー喜多川性加害が問題となり、9月7日の会見で藤島社長が引責辞任をして東山さんが新社長となったのですが、たくさんの批判を浴びて大変苦しい立場にありました。そのとき、伊集院静さんが、週刊誌『週刊現代』の連載コラム「それがどうした 男たちの流儀」で、東山さんを絶賛して、マスコミの集中砲火に対しても「恥を知れ」と擁護して下さったのです。

伊集院静さんはコラムで、「あのジャニーズ事務所にこれほど男気があるというか、気骨のある人間がいたとは想像もしなかった。東山紀之さんのことである。」と書き出し、ジャニーズ事務所が7日に開いた会見については、
「世の中には逆境に立たされても信念を崩さない男がいるものだと、あらためて世間の広さ、大きさを考えさせられた。それにしてもNHKはじめ、マスコミの集中砲火のような会見の様子を見て呆れ返った。」と感想を綴っています。
さらに、マスコミ批判は止まらず、
「ここぞとばかりにマスコミは嵩にかかって攻め立てた。ここまでやるかと言うほどだった。」「私に言わせると、この大騒動のようなものを招いたのは、それまでジャニーズにひれ伏し続けたマスコミに原因があるのではないかと思う。矢面に立った東山さんに、よくあれほどでたらめな質問が続けられたと思う。“恥を知れ、恥を!”と私はマスコミに言いたい」
と、ジャニーズ事務所ではなくマスコミの対応に対して怒りをあらわにしていました。

また、東山紀之さんにも性加害疑惑が浮上し物議を醸している件にも触れ、「彼は断じてそういう男ではない。」と、ハッキリと言って擁護して下さいました。

東山さんの事を「男気がある、気骨のある男。」「断じてそういう男ではない」と言って下さったこと、たくさんの東山さんへの誹謗中傷がが出ていた中で、伊集院さんのこのコメントはヒガシファンとしてとっても心強かったです。ありがとうございました。

その後すぐの10月に肝内胆管がんを公表し、治療のため執筆活動を休止していられたのですが、
11月24日にお亡くなりになられたとのこと、心よりお悔やみ申し上げます。
また「白秋」と「ツキコの月」を久しぶりに本棚から取り出してきました。時間のあるときに再読してみようと思います。

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