大岡越前６ 第４話

６月３日放送の「大岡越前６」第４話は「三十両の親心」

第４話のスタッフブログ
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録画を見返すたびに最後のお白洲のところで涙してしまいました。今回は忠相の息子・求次郎と浪人簑島の息子・市之助の二人の子供の友情が初々しくて、最後の「またね」「またね」の言葉が心に残りました。

今回は、録画を何度も観てしまうほどお気に入りの回となりました。
大岡越前を見るときはいつも字幕をOＮにしています。時代劇の言葉は、時々聞き慣れない言葉が出てくるのと、漢字がわかるので大変ありがたいです。今回も「大べし見」「小べし見」の「べし」の複雑な漢字を初めて知りました。最初のシリーズのころは正直なところ東山さんの発音が聞き取れないこともあって字幕にしていたのですが、最近は活舌がすごく良くなっていると思います。東山さんは時代劇では超低音ボイスで発音していますが、口の動きがきれいではっきり聞こえます。御白洲でも「引ったてい」といわず「引き立てい」と言っているのですが、以前に比べ強い口調で力が入っていますし、「お構いなし！」の言葉とか力を入れた言葉に強弱があり、時代劇特有のせりふ回しがうまいなあと感じました。

くだらないことも含めヒガシファン目線の感想を
〇忠相の奥方の雪絵さん、お母様と久次郎の教育についてのやりとり。雪絵さんはこの時代でも義母にはっきりと自分の考えを言われる強さのある女性で意外でした。母親と妻にあれこれ言われてたじたじの忠相の表情は品があってなかなか素敵でした。俳優によってはもっと大げさにコミカルに表現するのでしょうが、私はヒガシのこういう抑え加減の表情が好きです。

〇子役の求次郎が前シリーズと変わり、石田星空君になったんですね。初回はなんか顔が馴染まなかったのですが、今回、額が広くつやのある顔で品があってなかなかかわいらしくてお奉行の息子にふさわしい配役だと感じました。

〇今回のテーマは「口入や」＝「騙りや」で今の詐欺事件を映した内容。しっかり脚本が新作になっているのがすごいです。さらに、せりふのある俳優だけでなく、たくさんのエキストラが鬘をつけ着物姿で画面の中で行き来し、時代劇には確かにお金がかかることが見て取れます。民法の時代劇が姿を消してしまったのもうなずけます。

〇今回は忠相の立ち回りがたくさん見られてすごくよかったです。最初は二人に狙われ、次はなんと８人（一時停止して人数を数えました）の浪人たちに囲まれての大立ち回り。東山さんの殺陣は腰が据わって機敏な動き。上手いですね。久しぶりに刀と刀がぶつかる音をたくさん聴きました。この時は素足で、さぞ寒かったことでしょうね。

〇お白洲での裁き。今回は納得の裁きでした。弟が再び兄をまねての悪行。「兄はそれを望んでいただろうか？」の流れで諭した忠相。恨みを持っていた弟儀介の心に突き刺さったようですっきりしました。浪人簑島に対する裁きでは、忠相の奉行としての反省の言葉や息子に対する言葉かけが温かく素敵でした。自分で語るときは「奉行↑」の発音が確かに違いますね。親子３人のやり取りと奉行の言葉に何度も涙してしまいました。

〇最後に、３人を送るときの忠相は奉行としての着流しなので白足袋をはいていました。息子の背中に手をあてる東山忠相、本当に奉行としての品があって素敵な父上。
東山さんは清廉潔白な越前役にピッタリだと思います。


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〇アマゾンプライムビデオ「GAME OF SPY」の公式予告映像
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〇「GOS」の予告映像がYouTubeでも見られます。
　　https://www.youtube.com/watch?v=Fsw4hTRx-Mo&t=98s