「刑事７人」第８話その２

東山紀之さん主演の「刑事７人」第８話は、視聴率が9.9％だったんですね。
視聴率が二ケタに上がれなくてとても残念でしたが、いったん下がると上げるのって難しいんですよね。
第8話は、録画を見返してみましたが、私は初発で感じたように、結構好きなストーリーで、とてもまとまりのあるよい脚本に思いました。
一番心を打たれたところは、根岸季衣さん演ずる刑務官の「あとわずかで表彰を受けて定年だったのに、なぜ受刑者を子供のもとへ行かせたのか？」の天樹の問いに「行かせてやりたかったんです」という思い。まるで「走れ、メロス」のようでしたが・・・
刑務官の罪を犯した犯罪者とはいえ、母親の想いを理解してあげた優しさに心打たれました。たとえ育児放棄したダメな母親でも、お腹を痛めて産んだ子を思う気持ちは絶対深いはず。ただこの母親ががむしゃらに子供の家に「会わせて」とたずねて行ったところは無謀だとは思いましたが、まあ、今回はあまり細かいことは気にならなくて、そこはドラマと言うことで許せてしまう範囲でした。

この刑事ドラマ、毎回、親子愛や人情ものが多いような感じがしました。9話が終わったらまとめてみようと思います。

いつものお義父さんとの会話
今回は・・・
お義父さん「その時計、いつまでしてるんだ？壊れているんだろう？。
　　　　　　もう、そろそろ、新しいものに、変えてもいいんじゃないか？」
天樹「いえ、まだ使えますから。」
お義父さん「俺のことは、気にするな。お前さんだって、新しい時計は必要だ。」

この会話に、お義父さんの天樹悠への想いが隠されているように感じました。
いつまでも時間が止まったままでいる天樹悠に、気持ちを新たに前に進んでほしいという思いか？

第9話で、堂本教授の天樹への想いが語られるそうですし、係長がメンバーに天樹悠の抱えている過去を語るようです。早くも最終話がどのような展開になるのか、予告を何回か繰り返して観ましたけれど、映像が断片過ぎてなかなか全体はつかめませんでした。が、気になって仕方がありません。