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「花燃ゆ」第43回 [花燃ゆ]

旅行で「花燃ゆ」第43回をリアルタイムで見られませんでしたので、録画で見たことを簡単にまとめておこうと思います。

いつもながら東山紀之さんの木戸孝允の場面の感想がメインです。
萩の乱
今回は政府に不満を持った三百名からの士族が、前原一誠のもとに集結。萩で反乱を起こします。政府軍は数日で反乱軍を鎮圧してしまいました。だが、前原はつかまらず、天皇への直訴を目指して島根で捕えられ、萩の牢獄につながれます。その時の木戸と楫取の東京の明治政府の館での会話。
木戸の言葉から、今、明治政府が世界の中でどのような状況に置かれているか、日本が新しい国家として生まれ変わるためには国の仕組みを大きく変えねばならないこと、そのために武士の世を終わらせ、四民平等にする必要があることが分かりました。そして、士族にとっては厳しいことだが・・と苦しい胸の内を語る木戸。この木戸の言葉からようやく明治政府の政策や方針が読み取れましたし、木戸の固い決意やそのために前原など士族への思いを断ち切る辛い心情など、ひしひし伝わってきて、有意義なシ一ンでした。東山さんの演技もなかなか良かったと思います。
また、楫取との今までの親交から、楫取が木戸の気持ちを理解してくれていることや、その楫取の言葉に思わず苦しい想いをこらえられず涙ぐむなど人間的な木戸孝允が見られて、このシ一ンは木戸に感情移入して見ることが出来ました。脚本の都合で、なかなか木戸孝允の人間味を出せる台詞を言わせてもらえませんでしたが、明治編になって少し扱いが良くなったように思いました。

とはいっても、今回も萩の乱での疑問点がいくつかありました。

①前原がなぜ反乱を起こしたのか、前原のいう「民のための政」とはどのようなことなのか。43話を見ている限りでは、前原が政府にどうしてほしいのかよくわかりませんでした。「民のため」なんて政府側も反乱側も使う言葉ですが、分かりにくい言葉ですし、きれいごとにしか聞こえませんでした。
<テレビではよくわかりませんでしたが、完結本によると、反乱の原因は、明治政府の徴兵令や廃刀令に続き秩禄処分を断行したことにより、士族の収入が大きく減らされて不満が高まったようです。>

②楫取は木戸に「前原の民のための政をと訴え続けたその思いを政府として聞いてやってほしい」と言い、木戸が「分かりました。行きましょう」と返事をしたにもかかわらず、のちに前原は斬首されました。果たして木戸は萩に行って前原の思いを聞きに行ったのでしょうか?
<行ってないですよね。実際に明治9年には木戸さんはもう体が悪かったと思うし、このドラマでは木戸が一手に政策施行を引き受けているように見えますが、史実とはだいぶ違っていますね。
「行きましょう」なんておかしなセリフだなと思いました。>

③玉木文之進が切腹する理由がよくつかめなかったです。もっと心情を突き詰めて扱ってもよかったのではないでしょうか?脚本のメインが美和と楫取なので、萩の乱の扱いがすごく簡単で残念でした。

最後の美和についてはもう唖然としました。

・・・・・・・・・
NHK大河ドラマスト一リ一「花燃ゆ」完結編を購入しました。
東山さんの木戸孝允の写真があまりにもかっこよくて素敵で、記念に残しておきたいと思いまして。
ついでに次週の第44話のあらすじも読みました。木戸孝允が顔色が悪くいつになく元気のない姿を見せるようです。いよいよこの回でセリフのあるシ一ンは終りとなるのでしょうね。
第45話では木戸孝允の病死が楫取のもとに届くようです。果たして東山さんの映像はあるでしょうか?

「花燃ゆ」いよいよ東山さん登場の回もあと1回か2回。しっかり見届けようと思います。


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